全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
子供たちの夏は終わり。大人たちには残暑が続いていても、日常のふとしたところに季節の変わり目を感じることがこれから増えてくる9月です。
さて、毎月冒頭のこの「月間イベント紹介」コーナーでは、パリのプレスク・リヤン協会本部のウェブサイト の掲載情報を元にして、欧州および日本で開催されるリュック・フェラーリに関するイベントの情報をお届けしています。
またこれ以外にも世界各地でさまざまなリュック・フェラーリのイベントが開催されている模様です
<<9月2日追加記事>>
日時 9月10日(土)16時00分
プログラム
- リュック・フェラーリ「開閉」
- 中村滋延「不思議な森のアリス」(新作初演)
- ドニ・デュフール「タポバン」(新作初演)
- 檜垣智也「ドの音 第2番」(新作初演)
出演
檜垣智也(アクースモニウム)
内容
アクースモニウムの第一人者である、檜垣智也が音を自在に操り、ダイナミックな空間を創造していくコンサート。
中村滋延、ドニ・デュフール、檜垣の新作に加え、リュック・フェラーリの作品を上演する。
開演に先立ち15時より、 檜垣氏によるアクースモニウム特別レクチャー
「空間を演奏する~重層化による音響投影」を行います。
詳細は森羅 – – SHINRA –から。
9月1日現在のところ、プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトに2016年9月分として紹介されているイベントは2つ。
まず9月22日、ブリュッセルと並ぶEUにとっての重要な都市である、フランス北東部ストラスブールでの”Groupe de Recherches Musicales – GRM (1) - œuvres historiques concert acousmatique”において、ピエール・シェフェールやベルナール・パルメジアー二、フランソワ・ベイルといったGRMの重鎮の作品とともに、リュック・フェラーリの作品J'ai été coupé(切られた)が演奏されます。
Festival Musica(リンク)
また9月15日からはほぼ2ヶ月にわたり、同じアルザス地域圏のミュルーズのLa Kunsthalleにおいて、サウンドインスタレーション作品である、ミュージックプロムナードの展示が行われます。
日本でも展示されたことがあるようですが、どのような形で展示されているのか、とても興味深いですね。
この展示に関連して、10月13日にはフェラーリの設立した“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)の前会長であり、フェラーリとの親交も深かったDavid Jisse氏による講演も予定されています。
Performance de David Jisse - La Kunsthalle, centre d'art contemporain Mulhouse
プレスク・リヤン協会では現在もいくつかの企画が水面下で進行中です。詳細に関してはまた随時お届けする予定です。
プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトは随時更新され、日本語でのイベント情報が掲載されているだけではなく、リュック・フェラーリ作品の一部視聴もできちゃうという、とっても親切なサイトです。
ぜひ一度、プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトをご覧ください。
【関連過去記事】
2016年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本)(1月10日追記) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年2月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年3月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年4月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年5月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年6月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年7月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2016年8月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)