全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
大型連休週間が終わって、お休みがとれなかった人にもやっと落ち着いて日常を過ごせるような少し優しい季節がやってきました。
さて、当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づき、世界各地で開催されているリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語でお届けしています。
2024年5月10日時点での5月のリュック・フェラーリ関連イベントは1件。
5月15日からパリ郊外アルフォールビルの“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)で開催される
FF.XP – FEMMES EXPÉRIMENTALES, FEMMES DE SON
では、16日の<CIE MOTUS & CAROLE RIEUSSEC
PIONNIÈRES DE LA MUSIQUE ÉLECTRONIQUE ET CONCRÈTE, VOLET VII>においてブリュンヒルド・フェラーリ作品が他の女性作曲家の作品とともに演奏される予定です。
FF-XP_FEMMES_EXPERIMENTALES_FEMMES_DE_SON
【先月の大とりこぼし】
先月のとりこぼしは2件、4日間にわたってスウェーデンの最南端に位置するマルメで開催された<INTONAL 2024>内でのリュック・フェラーリフェスティバルと、ロンドンでの映画上映プログラムに関して、情報公開に遅延発生のためのとりこぼし。
2024年4月25日から28日までマルメ(スウェーデン)のLund UniversityにあるInter Arts Centerで開催された<INTONAL 2024>ではリュック・フェラーリがフューチャーされ、3日間にわたって色々な角度からリュック・フェラーリの電子音響作品が紹介されました。(リンク先には作品解説と演者紹介(英語)があります)
まず初日となった4月25日はFabio Monni による Far-West News, part I 、
続いての26日は夕方から深夜にかけて、 Workshop on Luc Ferrari with Eleonora M. Ravasi として、彼女によるワークショップの後に Jacqueline Caux とOlivier Pascal監督による映画“Presque Rien avec Luc Ferrari”(リュック・フェラーリとほとんど何もない)の上映が行われた後、Eleonora M. RavasiによるFar West News, part IIで1日が終わるというリッチなプログラム。
27日は夜21時半より Eleonora M. Ravasi: Promenade avec Luc Ferrariとして
Musique Promenade
Petite symphonie intuitive pour un paysage de printemps
が上演され、23時からの
Luc Ferrari, Far West News part III. Performer: Alessandro Perini
でフィナーレとなりました。
もうひとつのとりこぼしは
4月24日から30日までロンドンで開催された<Open City Documentary Festival>での企画< Afterthoughts and Disappearances >で、昨年来、欧州、アメリカで上映されている Luke Fowler 監督による
N’importe quoi (for Brunhild)の上映情報でした。
先月の月報でもお伝えした通り、4月の16日にニューヨークのGPS(Giorno Poetry Systems)ではブリュンヒルド・フェラーリを冠に据えたイベント
LUKE FOWLER & DAVID GRUBBS CELEBRATE THE WORK OF BRUNHILD FERRARI
が開催されました。
満員となった会場では素晴らしいパフォーマンスが行われたということで、その熱気冷めやらぬままにロンドンでも上映が行われたようです。
そして、冒頭写真ともなった今月のとっておきニュースは
Luc Ferrariのデジタル音源がサブスク含めてどんどん出揃ってきてます!
というお知らせです。
ジャケットも未発表だった写真がふんだんに使ってあります、ぜひ一度、検索してみてください。
Bandcampを中心に、これまでデジタル化されていなかったLuc Ferrari作品もどんどん充実していく予定とのことで、2024年、まだまだ楽しみの増えそうな年になりそうです。