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リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2016年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本)(1月10日追記)

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、謹んで新年の寿を申し上げます。

 

リュック・フェラーリ没後10年」となった昨年はフランスをはじめ、日本でもさまざまな形でリュック・フェラーリに関するイベントが開催されておりましたが、本年はAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)がパリで創設されて10周年を迎える、記念すべき年となります。

 

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 本年もよりいっそう、様々な形でリュック・フェラーリの世界に触れていただくことができるよう、みなさまに情報をお届けしていきたいと思っております。本年もどうか引き続き当「リュック・フェラーリのプレスク・リヤン協会」をよろしくお願いいたします。

(なおプレスク・リヤン協会日本支局公式ツイッター でも最新のお知らせを随時お届けしております)

 


さて、KBS京都の「森谷威夫のお世話になります」で「ストラトーヴェン」がかかったり、TBSラジオの「Sound Avenue 905」でもジム・オルークさんからリュック・フェラーリの名前が出るなど、ここ最近AMラジオを聴いていると嬉しいことが多々ある昨今ですが、毎月冒頭のこのコーナーではプレスク・リヤン協会本部のウェブサイトからの情報を元に、欧州ならびに日本で開催されるリュック・フェラーリに関するイベントなどの情報をお届けしています。

 

プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトは随時更新される他、日本語でのイベント情報も掲載されています。

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特に最新の更新では「NEWS」ページの”fresque INA”からINAのアーカイブへのリンクが貼られ、リュック・フェラーリがジャック・ブリソやジャック・デビュッフェに提供した映画伴奏も含んだ8作品を自由に視聴することができます。また、「prix PRESQUE RIEN2015」のページでは昨年度プレスク・リヤン賞2015を獲得した梅沢英樹さんの"Le Néant "や次席に選ばれた2作品、そして最終選考を通過した作品群を聴取することができるようになっています。
ぜひ一度ご覧ください。

 


1月7日現在、1月の欧州ではリュック・フェラーリに関する公式のイベントの予定はありません。

 

しかし日本では1月30日と31日、上野にある東京文化会館で30日19時、31日15時(開場は30分前)より、昨年愛知県芸術劇場リュック・フェラーリの素晴らしいコンサート&レクチャーを行っていただいたピアニストの中川賢一さんによるリュック・フェラーリ作品「小品コレクション」を含む実験的舞台「ON-MYAKU 2016」が開催されます。映像演出に堀井哲史さん、構成、振付、ダンスに白井剛さんを迎え 東京文化会館の小ホール=リサイタル・ホールの空間を活かした実験的、前衛的な舞台芸術作品です。

<「音の視覚化」を追求するこれまでにない新しい試みの公演!>と題されているあたり、見応え聞き応え十分のコンサートになりそうです。詳細はこちらのリンクよりご覧ください。

www.t-bunka.jp

中川賢一さん、そして小坂圭太さんと照喜名俊典さんによって演奏された昨年6月の愛知県芸術劇場リュック・フェラーリコンサート「フェラーリピアノ曲を堪能する」についての概要はこちらをご覧ください。

www.aac.pref.aichi.jp

 

association-presquerien.hatenablog.com

 

 

 

またなんと今月、以前当ブログのこの記事でお知らせしていたデヴィッド・グラブス(David Grubbs)さんの本 "Records Ruin the Landscape"が日本でも「レコードは風景をだいなしにする ジョン・ケージと録音物たち 」として若尾裕さんと柳沢英輔さんによる翻訳版が出版されることになり、なんとデヴィッド・グラブスさんが今月来日されることになりました。

filmart.co.jp

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(英語版表紙)

 

この本では第二章「ジョン・ケージをめぐる風景」の中で「フェラーリの《プレスク・リヤン》とケージの《4分33秒》」として、リュック・フェラーリの「ほとんど何もない」が取り上げられています。
またジョン・ケージからグレン・グールドベンヤミンからデリダまで、さまざまな人物を取り上げながら「現代における録音物の氾濫とオンライン・アーカイヴによって変容していったリスナーの「聴取」と「体験」に、「録音の不可能性」というアプローチからせまる、音楽家デイヴィッド・グラブスによる21世紀の前衛音楽・聴取論の待望の日本語訳!」という知的好奇心がかきたてられる内容になっています。

コンサートの日程は1月17日(日曜)に2年前にブリュンヒルドフェラーリさんがソロコンサートを行ったことでもおなじみの神戸塩屋にある旧グッゲンハイム邸 、18日には名古屋K.D ハポン 、22日は東京・代々木上原ムジカーザ、そして23日に吉祥寺のキチムでトーク・ゲストに細馬宏通さんを迎えてのコンサートが行われる他、1月19日にはなんと前回のこの記事でも紹介された京都精華大学でレクチャー&ミニコンサートが開催されます。

 

デヴィッド・グラブス「レコードは風景をだいなしにする」をめぐって | Facebook

 

また来月になりますが、昨年4回にわたってフランスでのリュック・フェラーリの特集コンサートを色々な形でサポートしていただきました仏MOTUSからヴァンサン・ロブフ(Vincent Laubeuf )さんが来日されることになりました。
コンサートなどの詳細についてはまたお知らせできると思います。


また新しい情報が入り次第お届けしていきます。