全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
待ち焦がれた5月の連休が始まりました。
4月からのバタバタもちょっと一息といったところですね。
パリでは先月末、Collège des Bernardins ,“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会) ,MOTUSによるリュック・フェラーリのイベントが開催されました。
• 小品コレクション、あるいは 36の続き、ピアノとレコーダーのための
ドニ・シュイエ(ピアノ)、ジョナタン・プラジェ(アクースモニウム)
• 日記 Journal Intime
エリーズ・カロン(歌)、ドニ・シュイエ(ピアノ)、ジョナタン・プラジェ(アクースモニウム)
写真などにつきましては情報が入り次第順次お知らせしていくつもりですが、本当に素晴らしいコンサートで、大盛況だったとの一報が入ってきています。
レポートをお楽しみに!
先月にはパリの新オペラ座(バスチーユ)においてヤニス・クセナキスのコンサートも行われ、そちらは劇場前にチケットを求める人への「チケット屋さん」が出るほどだったそうです。
クセナキスに関しては愛娘のマヒ・クセナキスさんによる素晴らしい装丁と内容の本" Un père bouleversant "(Actes Sud)が出版されたばかりです。
ぜひ一度ご覧ください。
没後10年(フェラーリは10年、クセナキスは14年)を経て、彼らの「知られざる引き出し」がようやく開き始め、それによる新しい動きが始まりつつあるような感じがしています。
さて、 毎月冒頭はフランスのプレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)本部から届いた情報をもとに、欧州および日本で行われるリュック・フェラーリ関連イベントを紹介しています。
プレスク・リヤン協会の本部のウェブサイトの” NEWS ”ページでは日本語でもニュースを読むことができます。
今月はちょっと本部のサイトの写真を貼付けてみましょう。
今月開催されるコンサートは1本、ポーランドのヴロツワフで行われる『砕氷船』のコンサートです。
2016年の欧州文化首都に決定しているこの街でリュック・フェラーリの公演が行われるというのは非常に意義深いことだと思います。
このコンサートには当時「砕氷船」に寒いのが苦手のリュック・フェラーリの代わりに送り込まれた乗り込んだ盟友、ダビッド・ジス氏(前“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)会長)も参加されます。
(なお、上記写真に掲示の6月11日の京都のコンサートは、都合により中止になっている模様です)
なお、本年ご紹介している通り、本部サイトでは「プレスク・リヤン賞2015」の概要に関する告知が始まっており、また当ブログでも申し込み方法などの解説記事をアップしています。
「プレスク・リヤン賞(prix Presque Rien,Presque Rien prize)2015」が告知されました! - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2年に1度、賞金1000ユーロ、年齢経験等も一切不問、条件はただ一つ「リュック・フェラーリが録音し(プレスク・リヤン協会によってアーカイブされ)たサウンド・ファイルを使用」して作品を制作するというユニークなコンクールです。
ヨーロッパでは既にGRMなどの主要機関にポスターが掲示されているようですが、日本でもポスターの掲示が始まっています。
(2015年度 仏語版ポスター)
なお、本部サイトに掲載されている情報は仏プレスク・リヤン協会ならびに日本支局に連絡をいただいている公式イベント等を掲載しており、実際にはこれ以外にも、欧米ではリュック・フェラーリの演奏イベントなどがある様子です。
【関連過去記事】
2015年4月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本)(4月15日追加) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2015年3月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2015年2月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2015年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・日本)(1月28日追記あり) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)