全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
いよいよ2024年の年の瀬も迫って参りました。読者のみなさまにとってはどのような一年になりましたか?
何かにつけ日本では寒々しい話題が多いと感じざるを得なかった2024年でしたが、フランスからはとっても良いニュースが入ってきています。また、来年2月に東京で開催されるリュック・フェラーリ没後20周年コンサートについても情報をお届けします。
当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づき、世界各地で開催されているリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語でお届けしています。
先月の月報並びに続報でもお伝えした通り、11月に“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)で開催されたブリュンヒルド・フェラーリに焦点を絞った企画のライブ配信の一部が La Muse en Circuit の公式YouTubeチャンネルで現在配信されています。
プレスク・リヤン協会日本支局ではこれまでアーティストとしてのブリュンヒルド・フェラーリの仕事も数多く紹介してきましたが、本年ついにBandcamp の <The Best Field Recordings of 2024>ではBrunhild Ferrariのこの作品 < Extérieur jour > が選出されました。
https://daily.bandcamp.com/best-of-2024/the-best-field-recordings-of-2024
Matthew Blackwell によるコメントの最後
<These pieces are crucial additions to Brunhild’s growing discography and further evidence that she deserves a larger place in the history of modern music.>
は、まさに彼女による作品の価値はもちろんのこと、彼女の作曲家としての才能がいかにすぐれているのかということをも見事に言い当てていると言えるでしょう。
そして、Bandcampといえば、今年リュック・フェラーリの未発表・入手困難だった作品をも網羅する珠玉の作品集< Complete Works>が続々とリリースされていることは既にお伝えしてきましたが、いよいよ12月15日に10作目となる新作がリリースされました。
10作目となる今回は
・ Les moments entendus(1977) – 22’34
・Et si tout entière maintenant…(1986-87) – 34’06
・L’escalier des aveugles(1991) – 34’17
の3曲です。統一感のあるジャケットがとても素敵ですね。
いよいよリュック・フェラーリ没後20周年となる来年2025年2月、東京で2日間にわたってリュック・フェラーリ&ブリュンヒルド・フェラーリの電子音響作品のアクースモニウム・コンサートとスペシャルゲストによるトークのイベント<空間を聴く・描く・編む〜リュック・フェラーリ没後20年アクースモニウム・コンサート〜>が開催されます。
気になる内容や場所日程、そしてスペシャルゲストなどはぜひこちら、フライヤーはこちらをクリックしてご覧下さい、チケットは現在好評発売中です!
https://acousmoniumtokyo2025ferrari.peatix.com
本年も読者のみなさま、当ブログをご購読いただきありがとうございました、どうかよい年の瀬をお過ごしください。。