リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2019年8月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・日本・発売情報)

 

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

日本では冷たい梅雨もすっかり明け、ちょっぴり遅めの暑い暑い夏がやってきました。ヨーロッパを襲った異様な熱波のせいで、パリでは先月、なんと41℃という記録を出したそうです。

それでも湿気がないぶん日本よりは過ごしやすいのでしょうね。

 

さて、現在作品を募集中(8月末日締め切り)の国際コンクール、プレスク・リヤン(prix Presque Rien)賞はいよいよ大詰めを迎えました。

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プレスク・リヤン賞アンバサダーのマノロさんとタカハシユキオ(YKOYKO)さんによるリュック・フェラーリ

 

 

次回を待つ人は次回もまた待つ、の例え通り、エントリーに勝る経験はありません。

「一撃の集中力に賭ける追い込み型」の方や、「好きなことなら24時間考えられる」って方には、まだぎりぎり間に合うかもしれませんよ!

日本語応募テンプレート付きの応募方法詳細をご覧いただき、ぜひこちらからエントリーしてくださいね。

association-presquerien.hatenablog.com

 

 

 

さて、毎月冒頭のプレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは、Association Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部(パリ)の公式ウェブサイト に掲載されている情報をもとに、その月に世界中で開催されているリュック・フェラーリに関連するイベントについてお届けしています。

 

8月1日現在、8月のイベントは告知されていません。

 

ここで日本のフェラーリファンに朗報です。リュック・フェラーリ生誕90周年を記念して出版された超豪華本<Luc Ferrari: Complete Works>(英語)。いよいよ日本でも輸入が始まりました!

 

今ならこちら<Muse Press>さんからお求めいただけます!

Luc Ferrari: Complete Works – Muse Press, LLC

 

”没後14年を経てなお評価の高い、フランスの作曲家リュック・フェラーリ(1929-2005)。満を持して2019年2月にブリュンヒルト・マイヤー=フェラーリの監修で、全作品紹介やインタビュー・書簡などを収録した豪華本が刊行された。まだまだ情報の少ないフェラーリの作品の全貌を知ることのできる必携の1冊となっている。本書はソニック・ユースのサーストン・ムーアが設立したEcstatic Peace Libraryより刊行。序文をサーストン・ムーア、イントロダクションをジム・オルークが執筆しているほか、ピエール・シェフェールとの書簡やフェラーリのインタビューが収録されている”(サイトより)

 

muse-press.com

 

<もはやこの本を読まずしてフェラーリを語ることはできないであろう>と言われるくらい、未発表の文章、写真が詰め込まれています。編集の都合上フランス語版ではカットされていた部分も今回完全に収録されたこの<Luc Ferrari: Complete Works>、ぜひお求めください。

 

さて、フェラーリ夫妻の友人であり、フランスの著名なジャーナリストでもあったPierre Péanが先月25日、この世を去りました。

Pierre Péan - Wikipedia(英語版)

数年前のレジオンドヌール勲章の授賞式ではフェラーリとの関係についても言及していました。

当ブログで取り上げたアンリ・フーレスの話に出て来た「地図に水をかけた友人」がPierre Péanです。

この話はあちこちで出てくる有名な話ですね。

「フェラーリ地帯(ライン)」(第5回;Henry Fourès) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

アルテスパブリッシングから出版されている「リュック・フェラーリ センチメンタル・テールズ」も必読です!

association-presquerien.hatenablog.com

 

「リュック・フェラーリ センチメンタル・テールズ──あるいは自伝としての芸術」(1) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

 

 

【先月のとりこぼし】

続いて、先月の月報でお届けできなかったトピックをお届けする「先月のとりこぼし」のコーナーです。

 

支局ツイッターではお伝えしていましたが、7月21日土曜日午後3時から東京芸大(千住キャンパス)でリュック・フェラーリの"Exercices d'Improvisation" (即興のエクササイズ)がHyun-Mook Lim さんによって演奏されました。

 

 

Association Presque Rien(プレスク・リヤン協会)の公式ウェブサイト は世界中のリュック・フェラーリに関する価値ある情報を常時お届けしています。

メインは英語仏語ですが、一部は日本語に対応しています。

本部ウェブサイトの楽しみ方をまとめてみました。ぜひこの記事もご参照のうえ、お楽しみください。

 

 

【関連過去記事】

2019年7月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年6月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年5月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本、欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年4月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・ラジオ) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年3月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本、欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年2月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・アジア) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)