リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2019年5月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本、欧州)

 

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

メーデーの5月1日、フランスでは幸せを願ってスズランを送りあう風習があるそうです。

「だからスズランは英語で <メイフラワー> というんだよ」という冗談のような嘘に長い間だまされていました。Lily of the valleyというのですね。

 

 

さて、毎月冒頭のプレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは、Association Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部(パリ)の公式ウェブサイト に掲載されている情報をもとに、その月に世界中で開催されているリュック・フェラーリに関連するイベントについてお届けしています。

 

今月のトピック、まず現在開催中の国際コンクール、プレスク・リヤン(prix Presque Rien)賞2019についてです。

国籍経歴・ジャンル・プロアマ一切問わずの、リュック・フェラーリの音源を使うことだけが条件の、前代未聞のプレスク・リヤン賞。

賞金も大幅アップ、今回を逃す手はありません!

 

先日受賞作が発表された、“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)が主催する、ヘールシュピール作品で競われるリュック・フェラーリ賞とはまたまったく違う、この賞への応募方法を日本語で簡単に以下にまとめました。

 

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association-presquerien.hatenablog.com

 

募集要項(英語)はこちらをご覧ください。

 

 

 

日本では5月7日から京都の同志社大学で開かれる特別講座「挑戦と継続〜ヨーロッパの音楽教育が作り上げる力〜」と同時に、若きリュック・フェラーリが制作にかかわった映像作品「大いなるリハーサル」から4作品(ヴァレーズ、メシアン、シェルヘン、シュトックハウゼン)がそれぞれ上映されます。

関連諸機関からの許諾のもと、この貴重な作品を日本語字幕付きで見れるという、超・超貴重なチャンスです。

詳細はこちらの記事から。

 

association-presquerien.hatenablog.com

 

 

また、5月の4日にはスコットランドグラスゴーで、

• Programme Commun pour clavecin et bande magnétique(チェンバロとテープのための共同プログラム)が上演されます。

Old Fruitmarket
Tectonics Glasgow, the BBC Scottish Symphony Orchestra’s Festival

Programme Commun pour clavecin et bande magnétique

by Mahan Esfahani, harpsichord

www.tectonicsfestival.com

この作品「チェンバロとテープのための共同プログラム」については、ぜひ以下の記事もご参照ください。

 

association-presquerien.hatenablog.com

 

Tectonics festival

 

また、ロンドンでのリュック・フェラーリ生誕90周年記念「STEREO SPASMS」と関連して、パリでもサーストン・ムーアさんを招いて、書籍<Luc Ferrari Complete Works>の発売記念イベントが行われます。

May 20, 2019__Paris, France
18 :30

Souffle Continu
20-22 rue Gerbier 75011 Paris (M° Voltaire ou Philippe-Auguste)
https://www.soufflecontinurecords.com/

With the presence of Thurston Moore, Official Parisian launch of the book

“Luc Ferrari – Complete Works” by Brunhild Ferrari

English version by Catherine Marcangeli, published by Ecstatic Peace Library

 

場所は読者のみなさまには「スポンタネ4」の上映などで既におなじみ、ペール・ラシェーズ墓地から徒歩5分、パリでもとびきりのレコード店のひとつ、 Souffle continu です。

www.instagram.com

どのようなイベントになるのか、またレポートが届き次第ぜひお伝えできればと思います。

 

 

Association Presque Rien(プレスク・リヤン協会)の公式ウェブサイト は世界中のリュック・フェラーリに関する価値ある情報を常時お届けしています。

メインは英語仏語ですが、一部は日本語に対応しています。

本部ウェブサイトの楽しみ方をまとめてみました。ぜひこの記事もご参照のうえ、お楽しみください。

 

 

【関連過去記事】

2019年4月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・ラジオ) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年3月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本、欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年2月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2019年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・アジア) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)