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リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

限定本 ”sonopsys” の紹介です

作品紹介 書籍 Luc Ferrari 書籍・音盤

 

全国2万5千人のリュック・フェラーリファンの皆様、こんにちは。

 

今日は2007年に出版されたリュック・フェラーリ・コレクターには垂涎必須の限定本“sonopsys”についての簡単な紹介です。

 

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この限定本は写真家、アーティストのFlorence Gonot女史と作曲家であり、画家、写真家のAlexandre Yterce氏によって編纂されました。

 

非常に手の込んだつくりで、かつ500部の完全限定版ということもあってか、最近市場価格が順調に(?)値上がりしている中にあって、日本ではまだ比較的手に入れやすいようですので、『お手頃価格』の今のうちに読者の皆様にご紹介させていただくことにしました。

 

この本は"Cahiers musique concrète acousematique"シリーズの4冊目として出版されました。

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表紙には帯がかかっています。また内部には一部づつ製造番号が打たれています。

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さらに6つ折になった内部の本の部分は取り外しが効くという、とても凝った造りになっています。写真(3つ折り展開状態)では解りにくいかもですが、さらにここから表紙の展開が可能です。

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中には出会って間もない頃のブリュンヒルドフェラーリ女史とリュック・フェラーリの写真や、リュック・フェラーリの学生時代の証明写真などもあり、またミニミニ本が途中についているなど、コレクターにはたまらない貴重な資料がちりばめられています。

さらにおまけとして『しおり』がついていますが、しおりの写真もちょっとレアなものです。

 

インタビューや文章はもちろんフランス語で構成されていますが、こういう手の込んだ造りの本は読めなくても、見ているだけでわくわくしてきますし、作り手の熱意が隅々まで行き届いている作品は、また手に入れる側にとっても「所有する密かなよろこび」を満たしてくれますね。

 

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さらに秘蔵音源CDも付属しています。このCDはそれまで未公開だったCDで、リュック・フェラーリがHermann Naberのために製作した作品となっています。

 

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さて、この"sonopsys"ですが、500部完全限定ということもあって、マニアの間でひっそりと値上がりしており、現在ヨーロッパ某サイトではなんと元々のお値段の6倍以上の330ユーロ(130円換算で4万2千900円!)になっちゃっていますが、日本ではまだAmazonが1万円をやや超えたくらいのお値段で販売しており、さらにあれこれ探すとよりお手頃な価格で入るところもまだあるようです。(今回購入なさる方のためも、あえてここで紹介リンクは貼りません)

 

なおAlexandre Yterce氏は現在MOTUSを引退されたDenis Dufour氏(彼は2005年にPalais de Tokyoで行われた”Luc Ferrari-Day” のプロデューサーを務められました)のドキュメンタリーの製作の仕事に取りかかっておられるようです。完成が楽しみですね。

(写真はその“Luc Ferrari day”の招待状資料です)

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またFlorence Gonot女史は昨年の日本のコンサートで販売されたポストカードの写真(夫妻がレースの向こうで打ち合わせしている写真)を撮影されたことでも知られています。

 

今日はコレクターの方に向けた、ちょっとおトクな情報をお伝えしました。

 

 

【関連過去記事】

 

本「リュック・フェラーリとほとんど何もない」英語版発売のお知らせ - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

 

 

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