全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月冒頭、フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づいて、その月開催されるリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語でお届けしています。
リュック・フェラーリ がイタリアのアレッツオで急逝した8月22日 、今年は没後18年となります。
先月は諸事情により休載となりました。ご心配をいただいた方、どうもありがとうございました。
そのようなわけで、今月の月報はまず6月末ー現時点までのとりこぼし概況からお届けします。
2023年8月8日時点での本部サイト掲載の情報によりますと、
6月30日にパリ郊外、“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)発足の地でもあるVanvesのThéâtre de Vanves, salle Panopéeにて、the PSPBB (Pôle Supérieur Paris Boulogne-Billancourt)による<Les Arythmiques – 2003>の演奏が行われました。
Sound projectionはJonathan Pragerさんによるものです。
また6月30日はスイスバーゼルのCahn Kunstraum にてBrunhild Ferrari のコンサートも開催されていました。こちらのコンサートにはドイツから Christoph Heemannも駆けつけたとのこと。
(バーゼル市内に掲出されたポスター)
7月はイスラエルのテルアビブ、イタリアのシエナ、そして東京でリュック・フェラーリ作品が演奏されました。
まず7月6日にテルアビブのTzlil Meudcan Festival – Studio Annetteにおいて< Et tournent les sons dans la garrigue >の演奏がthe Ensemble Zone Expérimentale, cond. Ilan Volkovによって行われました。
続いて24日と26日にかけて開催されたイタリアのシエナでのChigiana International Festival & Summer Academy 2023でのプログラムGRM EXPERIENCE I - Fondazione Accademia Musicale Chigianaにおいて < Presque rien N°2 – ainsi continue la nuit dans ma tête multiple >が演奏されました。
さらに7月25日には東京の東京コンサーツラボにおいて当ブログにもリュック・フェラーリとの出会いについてご寄稿をいただいた作曲家の鈴木治行さんプロデュースによるどーげんをプロデュース#3で<Madame de Shanghai>が木ノ脇道元 内山貴博 松崎ゆりの各氏によって演奏されました。(本部サイトでは29日と表示されていますが、25日)
このところ時々つぶやいてる<どーげんをプロデュース vol.3>公演は、いよいよ今夜19時から!https://t.co/z1Xq0Kk1Ax 急に気になり始めた方も気軽にお立ち寄りください。さて、今日日本初演されるフェラーリの『Madame de Shanhai』について少々。この曲を日本でやりたいと前々から思っていたのが →
— 鈴木治行 (@sharuy) 2023年7月25日
リュック・フェラーリは、環境音をそのまま使っているようで、非常に巧みな編集技術で聴き手の耳を誘導し、セミの声の収斂させるなど、やっていることは相当シュールなので。先日、木ノ脇道元のリサイタルで日本初演された「上海から来た女」も、録音した素材と、ウェルズの映画の素材が #DOMMUNE
— 石塚潤一 (@jishizuka) 2023年7月27日
昨夜、東京コンサーツラボにて木ノ脇道元リサイタル「どーげんをプロデュース ♯3」。プロデューサーは鈴木治行。治行さんの新旧二曲、アルヴィン・ルシエ、ジェームズ・テニー、ホラティウ・ラドゥレスク、リュック・フェラーリ、中谷通というプログラム。盛況の中、超絶的なフルート演奏を堪能した。
— 佐々木敦 (@sasakiatsushi) 2023年7月26日
今月8月のイベントは8月11日から13日まで、イタリアのナポリ近郊サンタガータ・デ・ゴーティにて開催されるCross Citiesというイベントではブリュンヒルド・フェラーリ&クリストフ・ヒーマンによる<Stürmische Ruhe>の
Audio room視聴が設営されている模様です。
また、ドイツのケルンのギャラリーGalerie Gisela Capitainにて開催中の、N’Importe Quoi (for Brunhild) and other works by Luke Fowler with Brunhild Ferrari and Cerith Wyn Evans – Galerie Gisela Capitainは8月12日にて会期終了となります。
最後に10月9日に大阪で開催されるイベントの予告になります。
<大阪万博から生まれた音楽で河内を歩く 〜見る音楽・聴く美術〜>においてリュック・フェラーリ作品 < cellule 75 >が演奏されます。
2023年10月9日(月・祝)
東大阪市文化創造館多目的室
開演16:00 開場15:30
一般:1,000円 学生・18歳以下無料
詳細は〜大阪はクラシック音楽発展の聖地!〜親子で楽しめる体験型のコンサート | 音も旅もメシも
からご覧ください