リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2023年8月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・日本(予告付き))

 

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月冒頭、フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づいて、その月開催されるリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語でお届けしています。

リュック・フェラーリ がイタリアのアレッツオで急逝した8月22日 、今年は没後18年となります。

先月は諸事情により休載となりました。ご心配をいただいた方、どうもありがとうございました。

 

そのようなわけで、今月の月報はまず6月末ー現時点までのとりこぼし概況からお届けします。

 

2023年8月8日時点での本部サイト掲載の情報によりますと、

 

6月30日にパリ郊外、“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)発足の地でもあるVanvesのThéâtre de Vanves, salle Panopéeにて、the PSPBB (Pôle Supérieur Paris Boulogne-Billancourt)による<Les Arythmiques – 2003>の演奏が行われました。

Sound projectionはJonathan Pragerさんによるものです。

 

また6月30日はスイスバーゼルCahn Kunstraum にてBrunhild Ferrari のコンサートも開催されていました。こちらのコンサートにはドイツから Christoph Heemannも駆けつけたとのこと。

 

 

 

バーゼル市内に掲出されたポスター)



 

7月はイスラエルのテルアビブ、イタリアのシエナ、そして東京でリュック・フェラーリ作品が演奏されました。

まず7月6日にテルアビブのTzlil Meudcan Festival – Studio Annetteにおいて< Et tournent les sons dans la garrigue >の演奏がthe Ensemble Zone Expérimentale, cond. Ilan Volkovによって行われました。

続いて24日と26日にかけて開催されたイタリアのシエナでのChigiana International Festival & Summer Academy 2023でのプログラムGRM EXPERIENCE I - Fondazione Accademia Musicale Chigianaにおいて < Presque rien N°2 – ainsi continue la nuit dans ma tête multiple >が演奏されました。

さらに7月25日には東京の東京コンサーツラボにおいて当ブログにもリュック・フェラーリとの出会いについてご寄稿をいただいた作曲家の鈴木治行さんプロデュースによるどーげんをプロデュース#3で<Madame de Shanghai>が木ノ脇道元 内山貴博 松崎ゆりの各氏によって演奏されました。(本部サイトでは29日と表示されていますが、25日)

 

 

 

 

 

 

今月8月のイベントは8月11日から13日まで、イタリアのナポリ近郊サンタガータ・デ・ゴーティにて開催されるCross Citiesというイベントではブリュンヒルドフェラーリ&クリストフ・ヒーマンによる<Stürmische Ruhe>の

Audio room視聴が設営されている模様です。

 

また、ドイツのケルンのギャラリーGalerie Gisela Capitainにて開催中の、N’Importe Quoi (for Brunhild) and other works by Luke Fowler with Brunhild Ferrari and Cerith Wyn Evans – Galerie Gisela Capitainは8月12日にて会期終了となります。

 

 

最後に10月9日に大阪で開催されるイベントの予告になります。

 

大阪万博から生まれた音楽で河内を歩く 〜見る音楽・聴く美術〜>においてリュック・フェラーリ作品 < cellule 75 >が演奏されます。

2023年10月9日(月・祝)

東大阪市文化創造館多目的室

開演16:00  開場15:30

一般:1,000円 学生・18歳以下無料

詳細は〜大阪はクラシック音楽発展の聖地!〜親子で楽しめる体験型のコンサート | 音も旅もメシも

からご覧ください

 

tomokunofficial.com