リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2023年6月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本・欧州)

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月冒頭、フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づいて、その月開催されるリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語で紹介しています。

今月は更新が遅れてしまい申し訳ありません。

 

Les Instants ChavirésでのBrunhild Ferrari とChristoph Heeman

 

 

さて、6月15日現在、本部サイトでは6月のイベントとして、ヨーロッパで3件、日本で1件のイベントが告知されています。

 

まず日本では6月12日に東京藝術大学での学内コンサートリュック・フェラーリ作品 < Études d’improvisation > が演奏されました。

 

先月のブログでもご紹介したように、リュック・フェラーリ夫人である作曲家Brunhild Ferrariはこの数年、ますます注目される存在になっているようです。

 

今月1日から8月19日までケルンのギャラリーGalerie Gisela Capitain で開催されている

Luke Fowler 

N'Importe Quoi (for Brunhild) and other works by Luke Fowler with Brunhild Ferrari and Cerith Wyn Evans>

展では、本年度 Cinéma du Réel 2023国際ドキュメンタリー映画  でPrix International de la Scamを獲得したLuke Fowler 監督の監修による作品展示が行われています。

会場では4月に東京で個展を開催したCerith Wyn Evans(ケリス・ウィン・エヴァンス)による大きなガラス板とネオンのインスタレーションとリュック/ブリュンヒルド作品のミクスチャー、またLuke Fowler がブリュンヒルドフェラーリを撮影した短編映画< N'Importe Quoi (for Brunhild) >などが上映されているということです。

 

6月7日にはリュック・フェラーリも演奏したモントルイユのライブハウス<Les Instants Chavirés>にてBrunhild Ferrari とChristoph Heeman によるコンサートが開催されたということです。

 

また、今月30日にはスイスのバーゼルにて、Cahn & Klappfon presentによるOSSO EXÓTICO x BRUNHILD FERRARIというコンサートが開催されます。

 

 

詳細に関してはAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトを参照してください。

 

なお、公式サイトでは、英仏の二か国語(一部日本語)で音源や貴重な資料なども豊富に公開されています。