リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2022年11月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州)

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

フランスではハロウィーン後の11月1日の万聖節がお墓参りの日となり、秋の新学期を迎えた後の子供達にはゴールデンウィークとなっているそうです。

大人達には早くも2022年も残すところ後2ヶ月となり、年末に向けての調整の時期を迎えますね。



 

さて、当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月冒頭、その月開催されるリュック・フェラーリ最新情報について、フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイト で掲載されている情報を元に、日本語で情報を紹介しています。

 

2022年11月1日現在、公式サイト上では11月のドイツでの2件のイベントが告知されています。

 

11月6日にドイツのケルンでのコンサート

<Konzert in der Reihe M – im Loft>にBrunhild Ferrari とChristoph Heeman 

が出演します。

 

また、このユニットが11月9日にはベルリンにおいてLe Piano EngloutiStürmische Ruhe という二つのブリュンヒルドフェラーリ作品をリリースしたOren Ambarchi(オーレン・アンバーチ)率いるレーベルBlack Truffle Records のフェスティバル < Black Truffle Fest pt.2 >にも出演する予定です。

 

さて、リュック・フェラーリが創設した“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)が設立40周年記念を迎えています。

先月28日には、Jérôme Florenville監督による40周年記念ドキュメンタリー ” Une autre écoute est possible (Another listening is possible)”のプレミア上映が行われ、大盛況となったようです。

 

 

Stürmische Ruhe と同じく先日発売されたLuc Ferrariの最新作 Solitude Transit ですが、Photophonie も出版しているこのレーベルTransversales Disquesが先月、設立10周年を迎え、記念セレモニーが開かれました。

なんとパリ市内のビオワインの販売店の中にレーベル専門コーナーが併設されているそうで、Instagramもあるようです。

記念セレモニー当日はちょうど新酒シーズンということもあって、選りすぐられたワインが提供され、レーベルのさらなる発展を願って乾杯がかわされたとのことです。