日本全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、あけましておめでとうございます。謹んで新年の寿を申し上げます。本年もどうかよろしくお願い致します。
毎月冒頭、当ブログでは、パリのプレスク・リヤン協会本部のウェブサイト の情報を元に、世界各地で開催されているリュック・フェラーリイベントの模様をお伝えしているのですが、先月に引き続き今月も本部サイト上でのイベント情報の更新がありませんでしたので、日本支局が選んだ2016年末から年始にかけてのちょっとひっかかったリュック・フェラーリ情報をいくつかお届けしていきます。
(1トピを1月9日に追記しました)
まず1月23日の21時(フランス現地時間)から昨年来日も果たしたMOTUSのヴァンサン・ロブフ氏によるラジオ放送の中で、リュック・フェラーリの Histoire du plaisir et de la désolation (快楽と悲嘆の物語 1979 - 1981)から<Plaisir-Désir>の部分が放送される模様です。(なお放送はポッドキャスト化、また再放送もされるようではあります)
詳細は以下リンクを参照ください。
Territoires du son - Radio Saint Féréol (RSF)
(当日の試聴はこちらから!)
live.francra.org:8000/RadioSaintFerreol.m3u
(ここまで追記)
まずはプレスク・リヤン賞2017の最新情報です。
リュック・フェラーリの遺したサウンド・アーカイブを使ったすべての作品によって競われる国際コンクールprix Presque Rien 2017(プレスク・リヤン賞2017)。応募作品の中から果たして真の世界の最前衛に燦然と輝く作品が登場するのか。今、本当に時代を拓く作品が求められています。
プレスク・リヤン賞の募集詳細に関してはリンクをご覧ください。
PRIX PRESQUE RIEN 2017(プレスク・リヤン賞2017)の募集詳細
昨年末から嬉しいニュースが続々と届き始めました。
まず、リュック・フェラーリの電子音響作品上演でおなじみの檜垣智也さんが本年5月4日、東京芸術劇場で「リュック・フェラーリの部屋」というプログラムを上演される予定だそうです。詳細が楽しみですね。
当ブログにも再々寄稿をいただいている作曲家の渡辺愛さんによる、東京藝術大学での博士論文の要旨ならびに審査評が公開されました。
リュック・フェラーリ作品に対するオリジナリティのある着眼点と、研究への熱意あるアプローチがどう評価されたのか。ぜひご一読いただけますと幸いです。
「リュック・フェラーリの電子音響作品における逸話の構造」の要旨と審査評が公開されました - 制作日記
(なお、渡辺愛さんの寄稿は上記カテゴリの「寄稿」アイコンからまとめてご覧いただけます)
日本室内楽振興財団の広報誌「奏」46号に、椎名亮輔同志社女子大学教授によるリュック・フェラーリ関連人物へのインタビューの記事が掲載されています。今回インタビューを受けていただいたのはフランソワ・ベール、ジャクリーヌ・コー、アリス・ベルジェ、クリストフ・ハウザー、アンヌ・ミュクセルの各氏。
ぜひ以下から46号をご覧ください。
最後にちょっとしたお遊びですが、年始にツイートしてなぜか好評いただきました「リュック・フェラーリ作品イントロ検定」。一級を取ったというツイートはまだないようです。難易度にもその時その時で当たり外れがあるようです。今がチャンスかも。
ぜひ一級を獲得して教えてください!
なお、プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトは随時更新され、日本語でのイベント情報も掲載されているだけではなく、リュック・フェラーリ作品の一部視聴もできちゃうという、とっても親切なサイトです。
ぜひ一度、プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトをご覧ください。
【 昨年の過去記事一覧 】