全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
今日は昨年11月22日にカタルーニャラジオ(Catalunya Radio)で放送されたブリュンヒルド・フェラーリ特集とその周辺についてお伝えしていきます!!
カタルーニャラジオはバルセロナに都があるカタルーニャの放送局で、放送はスペイン語ではなく、カタルーニャ(カタラン)語で行われているようです。
ブリュンヒルド・フェラーリ特集が放送されたのは< ESPAIS OBERTS > (オープン・スペース)という番組。
Brunhild Ferrari: "Derivatif", "Le Piano Englouti", "Brumes du Reveil"
2012年にSub Rosaより発売された、リュック・フェラーリと自身の曲をひとつのコフレにまとめた<<Programme commun>>、2015年にニューヨークのmode recordsより発表された作品 << Éphémère … >>から、"Derivatif", "Le Piano Englouti", "Brumes du Reveil"の計3曲(一部)がピックアップされています。
Brunhild Ferrari: "Derivatif", "Le Piano Englouti", "Brumes du Reveil"
ここ数年の来日コンサートや作品上演などが行われるまでは、ブリュンヒルド・フェラーリについて、日本ではなぜかリュック・フェラーリ夫人というイメージのみが先行してしまっていた感もありましたが、彼女が“La Muse en Circuit”(「回路の詩神」協会)の創設メンバーのひとりだということからもわかるように、ブリュンヒルド・フェラーリはリュック・フェラーリのいち協働作業者、というだけではなく、作曲家・アーティストとして、大変静かにその活動を続けてきました。
既にこれまでに3回も、リュック・フェラーリについて大変良質なプログラムを組んできたカタルーニャラジオ< ESPAIS OBERTS >がブリュンヒルド・フェラーリの作品をピックアップしたのも、この彼女の経歴に注目していれば当然かつ自然なことだと言えるでしょう。
なお、リュック・フェラーリを特集したこれまでの< ESPAIS OBERTS >の放送回も以下から聴く事ができます。
素晴らしいですね、Catalunya Radio。
どれもてらいのない、とても聴きやすいセレクトなところが、またいかにもヨーロッパのラジオ放送っぽくていい感じです。
・Luc Ferrari: tres peces per a viola, piano i so memoritzat
・Luc Ferrari: Musique Socialiste/Après Presque Rien
・Luc Ferrari: Exercicis d'improvisació
ということで、上の4リンク、いつ聴いても楽しんでいただけること間違いなしのプログラムですので、ぜひ一度聴いてみてください。オススメいたしますわ。
昨年の最終記事が奇しくも「スペインから来た男」だっただけに、カタルーニャラジオには今後とも注目していたいと思います。
【参考過去記事】
こちらリュック・フェラーリ相談室(第10回)緊急特別大雪企画! - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
「フェラーリ地帯(ライン)」(第7回「スペインから来た男」) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
2015年11月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
【寄稿】 ブリュンヒルドとリュック ー 奇跡の作曲家カップル ー - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)