リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2024年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州、Brunhild Ferrari 最新作)

 

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

 

諸事情により更新が遅れており、ご心配をいただいております。

どうか本年もよろしくお願いいたします。

 

2月5日はリュック・フェラーリの生誕日。

1929年生まれのリュック・フェラーリは存命でしたら95歳になっていました。

5年前の2019年には世界各地で盛大な生誕90周年記念が開催されましたが、今年も大きなイベントに期待したいところです。

 

今月の月報をお知らせする前に、ブリュンヒルドフェラーリの最新LP 

Exterieur-Jour 

が発売されました。レーベルはStreamlineから。

ジャケットにはブリュンヒルドフェラーリの父である芸術家、 ヴォルフガング・マイヤー=トルミン の作品が使われています。

 

 

 

 

 

www.soundohm.com

 

 

 

月報の後、Brunhild Ferrariの<最新作 >をお知らせします。

 

 

さて、当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイトの掲載情報に基づき、世界各地で開催されているリュック・フェラーリイベントや最新ニュースを日本語でお届けしています。

 

 

2024年2月6日時点において、1月と2月に開催された/また開催予定のリュック・フェラーリ関連イベントは2件。

 

1月の13日、14日にパリのプティ・パレ 美術館で開催されたイベント< Alcome  – musiques électroacoustiques, acousmatiques et expérimentales> において、

 

Presque rien n°1 le lever du jour au bord de la mer (1970) 20’45

Presque rien n°2 ainsi continue la nuit dans ma tête multiple (1977) 21’00

Presque rien avec filles (1989) 14’00

Presque rien n°4 ou la remontée du village (1990-1998) 16’00

 

の計4作品が上演されました。

 

 

 

2月はオランダ、アムステルダムのSonic Acts Biennial 2024において毎週日曜日(4、11、18、25)、4トラックバージョンでリュック・フェラーリ

<Tête et queue du dragon >が上演されます。

 

 

2024.sonicacts.com

 

Sonic Acts Biennial 2024では、Eve Aboulkheir、Matthias Puech、François Bayleの作品も上演されています。

 

 

ブリュンヒルドフェラーリの最新作のニュースをお伝えします。

 

イタリアミラノの「世界で一番芸術的なサッカークラブ」を目指す A.S. VELASCA が、オープニング曲をブリュンヒルドフェラーリに委嘱し、昨年末にその曲 < Capriccio Velasca > が試合にてお披露目されました。

 

当日チームを見事な勝利に導いたこの< Capriccio Velasca >、今後のベラスカチームの全試合の冒頭に演奏されるとのことです。

 

 


www.youtube.com