リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2022年6月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州)(新作先行予約)

 

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

当プレスク・リヤン協会日本支局公式ブログでは毎月冒頭、その月開催されるリュック・フェラーリ最新情報を、フランスのAssociation Presque Rien(プレスク・リヤン協会)本部の公式ウェブサイト に掲載されている情報をもとに、日本語でお届けしています。

 

 

2022年6月5日現在、1件の新しいプログラムが公式サイトに掲載されています。

 

2019年のアイルランドでのリュック・フェラーリ演奏などで当サイトではおなじみのMahan Esfahaniが6月12日、アメリカのメリーランド州ボルチモアにあるジョンズ・ホプキンス大学リュック・フェラーリ作品、チェンバロとテープのための共同プログラム< Programme commun pour clavecin et bande>(1972)を演奏します。

www.shriverconcerts.org

 

 

ジョンズ・ホプキンス大学は2020年以降、世界中の新型コロナ感染症(Covid-19)の統計を行なっていることで、ご存知の方も多いと思います。

 

さて、いよいよついに、ブリュンヒルドフェラーリとクリストフ・ヒーマンの二人によるコラボレーション作品が間もなく発売されるようです。現在いくつかのサイトで予約が始まっています。

 

ジャケットデザインはブリュンヒルドフェラーリの父ヴォルフガング・マイヤー=トルミン 作品からのものとのことです。

 

・Brunhild Ferrari, Christoph Heemann - Sturmische Ruhe (LP)meditations.jp

 

bleep.com

 

ブリュンヒルドフェラーリジム・オルークによる名作<Le Piano Englouti | Brunhild Ferrari & Jim O'Rourke >でも知られるBlack Truffle Records から発売されます。オーレン・アンバーチ主催によるBlack TruffleレーベルはBandcamp上でもとても興味深いアーティスト作品を多数発表しています。

 

 

 

続いて、<先月のとりこぼし>です。

先月のとりこぼしは一件。

5月25日にドイツ・ミュンヘンで開催された<DER STURM>でのバレエ作品で、ヘンデルショパンとともにリュック・フェラーリ<Didascalies>が使用されました。

 

www.gaertnerplatztheater.de

 

 

プレスク・リヤン協会本部のウェブサイトでは、随時最新情報やアーカイブを更新しています。英語仏語に加えて日本語でのお知らせも加わっています。

 

 

最後になりましたが、

2019年のロンドンCafe OTOとClose Up Cinemaで8日間に渡って開催された<リュック・フェラーリ生誕90周年記念フェスティバル>の模様が一部、Cafe OTOのサイトで公開されています。今日はその中からÁINE O'DWYER & GRAHAM LAMBKIN による<UNHEIMLICH SCHÖN>を。

 

 

www.cafeoto.co.uk

 

 

 

(敬称略)