全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
しばらくは今年9月から10月の7本のイベントのお知らせだらけになりそうな当ブログですが、今日は平常運行で、「リュック・フェラーリの『ダンボール箱からひとつぼし』」をお届けします。
この企画は先日フランスで発見されたリュック・フェラーリの個人レコード・コレクションをアーカイブしていくプレスク・リヤン協会パリ本部の企画(「段ボール箱から救われたアーカイブス」”Les Archives Sauvées des Boîte en Carton Ondulé”)と連動し、そこから 適当に 完全無作為抽出で紹介していただいた12枚のレコードを月に1枚ずつ紹介しつつ「私もこれ持ってる!」とか「リュック・フェラーリって、こんなの聞いてたの?」など、より美味しく お酒を レコードを聞いていただくための企画です。(この名称の元ネタはもちろん、TOKYO FMの山下達郎さんの『サンデーソングブック』の名物コーナーである「棚からひとつかみ」からパクリ に触発されたタイトルです)
(なお、このコーナーでは「ぼくならもっと面白く書ける!」「私ならもっと詳しく書ける!」という方を大募集しております。ご興味のある方はぜひ当ブログまでご連絡ください)
さて、本日紹介するレコードはこちら。
François Beranger(フランソワ・ベランジェ)のシングル盤。
収録されているのはDis-Moi OuiとChanson Bleue。
François Béranger ― Wikipédia(仏語)
彼について詳しく書かれているメタ・カンパニーさんのページを載せておきます。(アルバムはトリビュート版)
V.A. フランソワ・ベランジェ・トリビュート~これらのひどい言葉~ [ERPCD-17000] : メタ カンパニー
1937年8月に産まれた彼は2003年に66歳で亡くなっていて、2001年には映画監督のジャック・ドワイヨンとも仕事をしたようです。
このシングルは彼の初期の作品(1969年)で、彼が32歳の時の作品です。
彼は実はデビュー前にリュック・フェラーリの友人、ジャック・ブリソ(当時はまだ画家ではなく、映画監督でした)のところでアシスタントとして働いており、その関係でリュック・フェラーリ夫妻とも友人でした。下積みの後、当時の音楽的潮流に乗って大ブレイクした彼とフェラーリ夫妻は多忙のために会うことも少なくなってしまいましたが、素晴らしくハンサムで、そしてとても優しい、印象に残る人物だったということです。
では、今日はそんなフランソワ・ベランジェのこのシングルから1曲ご紹介してお別れしましょう。
▶ Dis moi oui - François Béranger (1969) - YouTube
それでは、また来月の「リュック・フェラーリの『段ボールからひとつぼし』」をお楽しみに!
【関連過去記事】
リュック・フェラーリの「棚からひとつぼし」 - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
このプロジェクト『段ボール箱から救われたアーカイブス』”Les Archives Sauvées des Boîte en Carton Ondulé”はプレスク・リヤン協会により行われています。
プレスク・リヤン協会ではみなさまの暖かいご支援をお待ちしております。
詳しくはこちらのリンクをご参照ください。
「プレスク・リヤン協会」(Association Presque Rien)案内 - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
「プレスク・リヤン協会への入会も更新も、とても簡単に!」 - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)