全国2万5千人のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
今日は「リュック・フェラーリ地帯」改め「フェラーリ地帯(ライン)」の第3弾をお届けします。
「フェラーリ地帯(ライン)」はリュック・フェラーリの友人や知人、ご縁のある方にスポットをあて、順不同にじんわりと紹介していく企画です。
もちろんリュック・フェラーリの「関係者」と一口に言っても恐ろしい数がいる訳で、あくまで順不同の企画ですので、ここにとりあげる人物以外にも重要であったり、有名であったりする人物がいるということは当然ながらご了承いただけたらと思います。
また、この記事はリュック・フェラーリと彼らの関係に簡単に触れて興味を持っていただく、というのが目的ですので、専門とされている分野の方から見れば至らない点も多々あるとは思いますが、その点もまたご了承いただけたらと思います。
もしこの「フェラーリ地帯(ライン)」、または当ブログにご寄稿いただける方がいらっしゃいましたら、ぜひ当準備室メールアドレス、またはコメント欄を通じてご連絡いただければと思います。
さて今回の
「女医が教える、本当に気持ちのいいリュック・フェラーリ」
「フェラーリ地帯(ライン)」で取り上げるのは前回
モントルイユで開かれた"Autour de Luc Ferrari"でも取り上げた、ピアニストのMichel Maurer氏
です。
彼がリュック・フェラーリの曲を公に演奏し始めたのは1987年あたりからといいますから、演奏のキャリアは既に20年を越えていることになります。
彼がリュック・フェラーリを演奏することになった最初のきっかけは、1987年のレコーディングに際し、あまりに演奏の難易度が高かったため、彼が代理の演奏者として推挙されたのが始まりということです。
それ以降、彼は積極的にリュック・フェラーリの作品を演奏していくことになる訳ですが、特に” Collection of small pieces for piano and tape-recorder ”の演奏については特筆すべきものがあり、これまで主にヨーロッパ各地のコンサートで、相当な数の演奏をこなしてきました。
彼の演奏についてはこの『フェラーリ地帯』の第一回で取り上げた”Parislike”の Haijun Parc および Alessandro Mercuri両氏によって撮影され、”Parislike”で公開されています。
ParisLike n°02__Michel Maurer / Luc Ferrari__36 enfilades__vidéo
また、2005年のリュック・フェラーリのペール・ラシェーズ墓地での葬儀の際には、パートナーであるピアニスト、パーカッショニストのChristine Lagniel女史とともに追悼曲の演奏をしたことも書いておかなくてはいけないでしょう。
ぜひこれからも、お二人の仕事に注目していただきたいと思います。
なお、Michel Maurer氏の演奏をじっくり聴いてみたい、または『え?リュック・フェラーリって、電子音響音楽の作曲家じゃないの?」
と思ってしまう方はちょっとこちらの
Luc Ferrari - Michel Maurer, Françoise Rivalland, Ensemble Ars Nova - Collection (CD) at Discogs
または
をお試しいただけるとよいかと思います。
それでは、ぜひ次回の「リュック・フェラーリ地帯(ライン)」もお楽しみに!
【関連過去記事】
新企画「リュック・フェラーリ地帯」(第一回:palislike) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
「フェラーリ地帯(ライン)」(第2回;Jacques Brissot) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
モントルイユで開かれた"Autour de Luc Ferrari"の報告です - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)