リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

東京芸術大学で講演をしていただきました

11月13日火曜日、東京芸術大学千住キャンパスでブリュンヒルドフェラーリ氏による特別講義が行われました。学内授業の一環であったため残念ながらこちらのブログではご案内できませんでしたが、多くの学生が関心をもって受講しました。

講義内容はヘールシュピール(ラジオドラマ)について。音源試聴もふんだんに取り込んでいただきました。

リュック・フェラーリは様々なメディア、様々なアプローチで創作活動をしてきましたが、なかでもヘールシュピールというアプローチは、日々の様相を外側から切り込んで緩やかな物語に編んでいくという彼の興味とぴったり合った方法であったことがわかりました。
「ヘールシュピールという方法を知ったのはリュックが『異型接合体』を作った後だったが、もしその前にヘールシュピールを知っていたら、『異型接合体』もまた違ったものになっていただろう」という言葉が印象的でした。
ヘールシュピール作品の中には、インタビューとか自然な会話とか、いかにも録りっぱなしの話し声が多く出てきますが、その実、素材はやはり入念に「コンポジション」されていて、「戯れ」というにはあまりに創意工夫に満ちた音響的な施しがあることが、作品を聴いていてよく理解できました。

ブリュンヒルドフェラーリならびに通訳の椎名亮輔両氏にお礼を申し上げます。ありがとうございました。