1月冒頭のこちらの記事を既に3回追記していたのと、新しいニュースが入ってきましたので、「再まとめ」という形で明日からのリュック・フェラーリに関連するイベントのご紹介をしておきます。
まず、いきなり明日1月27日(土)ですが、兵庫県芦屋市の芦屋市立美術博物館において、リュック・フェラーリもちょっとだけ登場するという、貴重な映像の上映があります。
昨年12月9日より開催されている小杉武久 音楽のピクニック展では魅力あふれる関連イベントも大いに注目されていますが、明日の上映会では若き日のリュック・フェラーリやフランソワ・ベールが登場するニュース映画も上映されるそうです。この展覧会にも関わっておられる電子音楽研究家の川崎弘二さんのツイートにご注目ください。
小杉武久「音楽のピクニック」上映会プログラム1 小杉武久 演奏記録
— 川崎弘二 Koji Kawasaki (@koji_ks) 2018年1月25日
2018年1月27日(土) 13:30〜 芦屋市立美術博物館https://t.co/lqiFSbJtOu
月12日の会期終了まであと2週間強となった小杉武久「音楽のピクニック」展では、関連イベントとして4回の上映会を開催します。上映会では作品解説/論考/フィルモグラフィからなる48ページの冊子を無料配布します。
— 川崎弘二 Koji Kawasaki (@koji_ks) 2018年1月25日
「これが音楽だ!」は1961年11月に草月会館ホールにて開催された「一柳慧作品発表会」の模様を伝えるニュース映画。一柳の「回帰」と「IBM」という作品の上演風景が捉えられています。後者には小杉をはじめとするグループ・音楽のメンバーや若き一柳慧、武満徹、黛敏郎らの動く姿も写っています。
— 川崎弘二 Koji Kawasaki (@koji_ks) 2018年1月25日
なお、このニュース映画の前半はミュジック・コンクレートを制作するパリGRMの様子が紹介されており、これまた若き日のリュック・フェラーリ、フランソワ・ベルらも登場します。
— 川崎弘二 Koji Kawasaki (@koji_ks) 2018年1月25日
一方フランスではセーヌ川上流の増水に伴い、パリ市内を流れる部分の水位も大幅に上昇しており、美術館などの展示スケジュールやメトロ(地下鉄)にも影響が出ているようです。
これに伴い、先日からこちらでお伝えしていました、1月25日に予定されていた委細昌嗣さんのオルセー美術館でのイベントが延期になりました。新しい日程に関しては、以下委細さんのツイッター、またはTsuku Boshi Recordsのサイトでご確認ください。(2月11日再追記ー雪のため中止になりました)
❰延期の御知らせ❯私も音楽で参加します1月25日オルセー美術館のイベントですが、セーヌ川の氾濫影響のため延期になり、今のところ仮の予定は2月8日です。確定しだいご連絡いたします。https://t.co/CqRpInAx8v
— 委細昌嗣 Masashi Isai (@selimsugnim) 2018年1月26日
また、前回も追記でお知らせしていましたが、パリ、メゾン・ラジオ・フランスで昨年11月に開催されたGRMのコンサートの模様が放送されています。
リュック・フェラーリ、ベルナール・パルメジアーニ、ヤニス・クセナキス、ギィ・リーベル、そしてフランソワ・ベールと、GRMにとっての歴史ともいえる人物と作品をとりあげた、とっても聞き応えのある良質なプログラムです。ぜひこちらからお楽しみください。
【関連過去記事】
2018年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州)(1月20日、再追記あり) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)