リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

【Luc Ferrari】<< Musiques dans les spasmes – Ecrits (1951-2005)>>(痙攣の中の音楽:仮)が出ますよ!

 

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。Prix Presque Rien(プレスク・リヤン賞)2017広報週間真っ最中のプレスク・リヤン協会ですが、先ほど出版サイト<<les presses du réel>>の情報が更新され、グーグル上位に、まもなく発売の新刊書<< Musiques dans les spasmes – Ecrits (1951-2005)>>の情報が掲載されてきていますので、早速今わかっている範囲の情報をお届けしていきます。

 

詳細についてはぜひこちらのリンクからご覧ください。

Luc Ferrari : Musiques dans les spasmes – Les presses du réel (book)

 

今回発売される<< Musiques dans les spasmes – Ecrits (1951-2005)>>はフランス語236ページ。カラー&白黒の写真資料もかなり豊富なようです。

表紙は奇しくもちょっと「リュック・フェラーリ センチメンタル・テールズ──あるいは自伝としての芸術」を思わせる黒。

 

気になる内容ですが、このページを見る限りではリュック・フェラーリの未発表原稿、および楽譜を相当数収録しているもよう。

さらに序文はジム・オルークさん、また編集はブリュンヒルドフェラーリさんと、ジェローム・ハンセンさん(ジャクリーヌ・コー監督の本「Almost Nothing with Luc Ferrari (リュック・フェラーリとほとんど何もない」英訳者)によるものです。

さらに Pierre-Yves Macé さんと David Sansonさんによるインタビューも収録されています。

 

写真を見ているだけでも今すぐ手に入れたくなってしまうこの本、このサイトからは既に注文できるようです。日本では誰が一番に手に入れるのでしょうか。

 

(なお現状ではまだリュック・フェラーリ1989年の未公刊作品「痙攣の中の音楽」との関係性は不明ですが、ひょっとしたらこの作品に未公開画像などを収録した豪華本なのかもしれません(「痙攣の中の音楽」はプレスク・リヤン協会が先日発行したカタログ青版では150ページと解説されています))

 

 

(新しい情報が入り次第、当ブログおよび支局ツイッターでも情報を更新していく予定です)

 

 

 

短い記事ですが、速報でお届けしました。