リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

2015年9月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本)(9月6日追記)

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。いよいよ今年も後半戦に入ってきました。季節の変わり目ですね。

 

 

 毎月最初のpostはフランスのプレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)本部のウェブサイトに掲載されている情報から、欧州で行われるリュック・フェラーリ関連イベントの最新情報をお届けしています。

(プレスク・リヤン協会の本部のウェブサイトの” NEWS ”ページでは日本語でもニュースを読むことができます。情報の変更・更新は日本語、英仏語で随時行われていますので、最新情報を常にご確認ください)

 

 

 

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 本日のトップニュースは、愛知県芸術文化センターの月刊誌「AAC」vol.85に掲載された池田萠さんによる中川賢一さんのレビュー紹介記事からです。

www.aac.pref.aichi.jp

 

9月号だけではなく、8月号の記事にもぜひご注目ください!

 

 

8月22日にリュック・フェラーリは没後10年を迎え、ドイツでは彼の仕事に関する特集プログラムがラジオで放送され、またフランス”Festival FUTURA”においても彼の「ほとんど何もない」1番から4番までが演奏されました。

 

Luc Ferrari und die Folgen - Prix Presque Rien / Ferrari(r)écouté

 

Futura15, festival

 

Luc Ferrari und die Folgen - Musikalischer Tagesanbruch an der Küste

 

ドイツのベルリン放送を当日聴いていただいた方も多いと思います。

(なお現状では著作権の関係上、Podcast化はされていないようです)

 

今月はプレスク・リヤン協会のウェブサイト上ではまだ告知されていませんが、フランスのラジオ番組でリュック・フェラーリの特集放送が行われるという情報が入っています。(9月6日:情報追記です)

 

 

<<< Wednesday, September 9, 2015 at 23: 00h
the broadcast on France-Culture, tribute to Luc Ferrari in the new program "Creation on Air".


• Luc Ferrari 36 times David Christoffel and Angélique Tibau
Mixing: Bernard Lagnel

... Celebrate the work of Luc Ferrari.
With the participation of Christian Zanési, Romain Valley, Guillaume Tiger, Gwennaëlle Roulleau, Gérard Pesson, Menuet Thomas, Patrick Martinache Gregory Letouvet David Jisse William Hermen, Brunhild Ferrari, Andrea Cohen, Damien Bonnec Tom Bierton Mael Bailly.

 

 

 

 

 さて、これによりますと、9月9日の23時(仏時間、日本時間10日朝6時)よりFrance Culture でリュック・フェラーリの追悼特集が行われます。

ネットでの視聴はこちらから。

http://www.franceculture.fr

 

情報が入り次第このページを更新、また日本語公式ツイッターでもお知らせしますので、興味のある方はぜひチェックをよろしくお願い致します。(なお、本部サイトに掲載されているこれまでの情報は仏プレスク・リヤン協会ならびに日本支局に連絡をいただいている公式イベント等を掲載しています)

 

 

 

また、いよいよ今月末には「プレスク・リヤン賞2015」の応募が締め切られます。既に世界各国からの応募が届き始めています。

2年に1度、賞金1000ユーロ、年齢経験等も一切不問、条件はただ一つ「リュック・フェラーリが録音し(プレスク・リヤン協会によってアーカイブされ)たサウンド・ファイルを使用」して作品を制作するというユニークな当コンクール、作曲家はもちろん、映像やダンスなども含め広く芸術家へ門戸を開いています。

 

「プレスク・リヤン賞(prix Presque Rien,Presque Rien prize)2015」が告知されました! - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

 

最後にイベントのお知らせです。

 

9月11日から13日まで、岐阜・サラマンカホールにおきまして「サラマンカホール電子音響音楽祭」が開催されます。

リュック・フェラーリ作品の演奏こそありませんが、このイベントには昨年のプレスク・リヤン賞2013コンサートで演奏、対談をしていただいた檜垣智也さんや川崎弘二さんの出演、出品があります。

また、特に11日にはピエール・アンリのドキュメンタリーも上映されます。

ミュージック・コンクレートというスタイルの電子音響音楽を、フランスで創始した重要な作曲家の一人、ピエール・アンリの作品による個展です。現代音楽の分野に留まらず、クラブ・ミュージックなどの方面でもよく知られたアンリは、これまで日本でまとまったかたちで紹介されたことがありませんでした。現在87歳にしてなおミュージック・コンクレートに取り組む、アンリの代表的な長編電子音響音楽をコンサートホールでお聴きください。

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ピエール・アンリ ドキュメンタリー映画上映会

ピエール・アンリ 音の芸術」

日時 9/11 Fri 17:00-17:50(16:45 OPEN)

場所 サラマンカホール リハーサル室

鑑賞無料(人数制限あり)

 

ミュージック・コンクレートの巨匠ピエール・アンリのこれまでの活動を記録した、2006年のドキュメンタリー映画を上演。

監督:エリック・ダルモン、フランク・マレット

 

内容についてはこちらをご覧ください。

 

サラマンカホール電子音響音楽祭

 

ピエール・アンリの最新映像はこちらでご覧いただけます。

ピエール・アンリさんよりメッセージが届きました!

 

 

 

 

 

 

 

 

【関連過去記事】

2015年8月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年7月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州ならびに日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年6月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年5月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年4月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本)(4月15日追加) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年3月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版) 

 

2015年2月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州&日本) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

 

2015年1月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州・日本)(1月28日追記あり) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)