全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。
前々回にお送りした「プレスク・リヤン協会日本支局が選んだ2014年10大ニュース」でのクイズ、残念ながら正解された方はいらっしゃいませんでした(ただしものすご~く惜しい方が1名いらっしゃいました。ニアピン賞を作っておくべきだったと思っておりますが、ルールはルール、残念でした……)
またぜひ次回のクイズにご期待ください。
ご応募いただきました皆様、本当にありがとうございました。
では早速、「プレスク・リヤン協会日本支局が選んだ2014年10大ニュース」7位から1位までを見て参りましょう。
まず7位から。
7位 ダンボール箱からリュック・フェラーリのレコードコレクションが発見される
パリのプレスク・リヤン協会など一部で話題になっているこの企画では、リュック・フェラーリの個人的な趣味嗜好を知るというだけにとどまらず、将来は世界の研究者の方に積極的に活用してもらえるようにアーカイブ化が進行中です。
日本支局ではひと月に一度、ブログでこのアーカイブスからのレコードを紹介しています。
リュック・フェラーリの「段ボールからひとつぼし」(その4 PACIFIC GAS AND ELECTRIC ) -
6位 Journal Intimeがレコーディングされる
Luc Ferrari "Jounal Intime"の予告編がYouTubeに出ています! -
リュック・フェラーリの作品の中でもかなりスキャンダラスかつパンチが効いていると言われるこの作品、現在のところまだリリース等のメドはたっていないようですが、引き続きお伝えしていきたいトピックです。
5位 トートロゴス3の発売とル・アーブルのコンサート
2回に渡ってお届けした内容でした。ル・アーブルのコンセルヴァトワールは大入り満員だったそうです。また、CDについては日本支局(当時開設準備室)でプレスク・リヤン協会会員の方には先行受付で特別価格での頒布を行いました。あの頃が円高だったことを差し引いても、本当におトクでしたね。
4位 プレスク・リヤン賞2013コンサートが京都と東京で開催!
・『プレスク・リヤン賞2013』コンサートがこの秋、京都で開催!
・【速報!】『プレスク・リヤン賞2013』コンサートが、東京でも開催!
・リュック・フェラーリと世界の電子音楽~プレスク・リヤン賞をめぐって~(プレスク・リヤン賞2013コンサート)作品と作曲家の紹介(序盤)
・リュック・フェラーリと世界の電子音楽~プレスク・リヤン賞をめぐって~(プレスク・リヤン賞2013コンサート)作品と作曲家の紹介(中盤)
・リュック・フェラーリと世界の電子音楽~プレスク・リヤン賞をめぐって~(プレスク・リヤン賞2013コンサート)作品と作曲家の紹介(終盤)
・【速報ルポ】プレスク・リヤン賞2013コンサート(東京:武蔵野美術大学)の報告です
昨年開催されたプレスク・リヤン賞のコンサートがとうとう日本でも開催されるとあって、各方面の情報アンテナの感度が高い方に注目いただけました。逆にいえばまだまだ一般の方にはこのプレスク・リヤン賞やまた日本からの応募者やその作品の質の高さなどは知られていないようです。
来年2015年には「プレスク・リヤン賞2015」が開催されます。
また当日は全ての作品が檜垣智也さんによりアクースモニウムを使って演奏され、またコンサートの後の椎名亮輔さん、檜垣智也さんと川崎弘二さん、小沼純一さんとの鼎談も素晴らしかったですね。
(この鼎談は下記から映像を見ることができます)
・特報!Vimeoでプレスク・リヤン賞2013コンサートの鼎談が一挙公開!
いよいよここからベスト3に入っていきます!
3位 リュック・フェラーリ監督作品が日本で上映!
リュック・フェラーリ監督作品が日本で初めて東京と京都で特別上映!(その1)
リュック・フェラーリ監督作品が日本で初めて東京と京都で特別上映!(その2)
2014年10月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本および欧州) - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)
本年10月のブリュンヒルド・フェラーリ女史の来日に関連していますが、これまで日本で紹介されてこなかった3本のリュック・フェラーリの監督作品および1本のリュック・フェラーリ出演(作曲も)の映画を東京と京都で字幕付きで上映することができました。
「ほとんど何もない、あるいは生きる欲望」の第二部で取り上げられたラルザック高原での農民の行動形式はその後現在に至るまで、フランスのみならずヨーロッパにも影響を与え続けています。
2位 ブリュンヒルド・フェラーリ女史が来日、初ソロコンサート(神戸)ジム・オルークと共演(東京)!
本年の最大トピック、なのですがあえて2位としました。
プレスク・リヤン協会の主宰であり、作曲家のブリュンヒルド・フェラーリ女史が本年10月に来日し、神戸(塩屋)の旧グッゲンハイム邸では日本初となるワンマン、また東京六本木のスーパーデラックスではジム・オルークさんとの共同コンサートを開催しました。
スーパーデラックスでのジム・オルークさんとの演奏は本当に素晴らしい歴史的事件になりました(当日のCDーRは当ブログにて来年1月に頒布がスタートする予定です)
また来日直前の渡辺愛さんによるこの寄稿もわかりやすかったですね。
2014年10月ブリュンヒルド・フェラーリ来日企画 (カテゴリ一覧)
・2014年10月のリュック・フェラーリ関連イベント(日本および欧州)
・【寄稿】 ブリュンヒルドとリュック ー 奇跡の作曲家カップル ー
・【緊急告知!】ブリュンヒルド・フェラーリ日本初ソロライブ!東京ではジム・オルークとのツインが決定!
・特集:ブリュンヒルド・フェラーリ来日企画2014ルポ(その1)
・特集:ブリュンヒルド・フェラーリ来日企画2014ルポ(その2)
・特集:ブリュンヒルド・フェラーリ来日企画2014ルポ(その3)
では、注目の第一位です!
1位 「プレスク・リヤン協会日本支局開設準備室」が「プレスク・リヤン協会日本支局」に!
2014年9月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州および日本)
「え?」
「え?」
『ええ~?』
肩すかしされちゃったような気分ですよね?私も慌てて確認しましたが、これが2014年度の「プレスク・リヤン協会日本支局が選んだ10大ニュース」第1位です。
ブログでは小さくお伝えしたトピックだったのですが、小さ過ぎて注目もあまり集まらなかったことから今回1位になっています。
2012年の12月にはてなブログ「リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)」として新たに立ち上げられたこのブログはその後2013年の1月にパリのプレスク・リヤン協会によって日本におけるプレスク・リヤン協会の公式ブログとして認められました。
その後2年の準備期間と周知期間を経て10月1日より「プレスク・リヤン協会日本支局開設準備室」は名称を「プレスク・リヤン協会日本支局」と改めました。
支局になったからと言って大きな何かがすぐにできるようになった訳ではありませんが、これまでと変わることなく、地道に軽さと面白さを失わずに、パリのプレスク・リヤン協会本部との連携の下でリュック・フェラーリの芸術について引き続きさまざまな角度からご紹介していきたいと思っています。
残り少ない本年のブログですが、後一回、「リュック・フェラーリの『段ボールからひとつぼし』」を予定しています。