リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

特集:ブリュンヒルド・フェラーリ来日企画2014ルポ(その1)

 

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。

 

今日から数回に分け、先月開催されたブリュンヒルド・フェラーリ来日企画の模様を当日のスタッフからの情報、いただいたメール等を元に編集してお届けしていきたいと思います。

(以下敬称略)

 

最初となる今回は、10月26日に東京六本木のSuperDeluxeで開催された”Heemann Ferrari O'Rourke Live 2014”コンサートの模様から。

 

 

今回会場となった六本木SuperDeluxeは六本木ヒルズのすぐ横にあります。

2003年にリュック・フェラーリが2度目となる来日を果たした際には大友良英とともにコンサートを開催し、さらに2012年、ブリュンヒルド大友良英、永田一直とともにコンサートを開催したという、いわばフェラーリ家にとっての「東京ベース」とも言うべきこの場所が、今回図らずもセッティングされたということには運命的な何かさえ感じます。

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読者の皆様は既にご承知の通り、コンサートは当初” Heemann Ferrari O'Rourke Live 2014 ”として4人のアーティストが競演する予定でしたが、クリストフ・ヒーマンが医師の指示により最終的に来日取りやめを決める中、イ・オッキョンジム・オルークブリュンヒルドフェラーリは彼の欠場を埋めてなお余りある素晴らしい演奏を披露しました。

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病に倒れたクリストフを応援するためにコンサートタイトルには彼の名をそのまま残し、むしろ彼の分まで練り込まれ、研ぎすまされたSDLXは開演前から咳ひとつためらわれるような緊張と不思議な開放感に溢れています。

最初こそ三々五々、席取りの必要もなかろうと場内をめぐっていいポジションを品定めしていたお客様も、続々と席が埋まっていくにつれ場内が独特の雰囲気を出し始めると、気圧されるようにずんずんと席を取り始めていきます。

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今回はプレスク・リヤン協会が正式に協力に入り、物販ブースにはレアなアイテムが揃いました。

今回の目玉は大きく2つ。

まずは6種類のLuc Ferrariの特製ピンズで、神戸、東京、京都の各会場で限定発売されました。

ブリュンヒルドやジムが付け、オッキョンが大事にかばんにしまってくれていたというこのピンズ、コレクターの人にはたまらないアイテムになると思います

(なお京都の最終日にはディスプレイ品までなくなるほどに完売しました。また再発売の予定はありません)

 

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さらに会場ではこの日の演奏の一部を収めたジム・オルークブリュンヒルドフェラーリのサイン入りのCD-Rが50枚で限定予約販売されました。

このサイン入りCDーRは今週中にはお手元に届くと思います。

なお、お申し込みいただいた方で1名様がお名前を書き忘れていらっしゃいました。

お心当たりの方はお手元の受付番号を添えて、住所とお名前をプレスク・リヤン協会日本支局のメールアドレス(受付票ならびにこのブログ上部に記載されています)までご連絡ください

さらにこのCDーRは早ければ来月後半、当ブログ上でも限定頒布される予定です。このレアアイテムをご希望の方はぜひこまめにブログをチェックして下さい。また「それまで待てない!」という方はぜひ支局メールアドレスまでご連絡ください。

 

今日はここまで、次回はコンサートの模様をお届けします!

 

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