リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

11月17日神戸ジーベック:インスタレーション展示「Music Promenade(1964〜1969)」

「ミュージック・プロムナード:軍隊と工場の渦巻きの真ん中で、断末魔のフォークロアと道に迷った少女が、垣間見える。リュック・フェラーリ」


11月17日神戸ジーベック・ホールでは、
リュック・フェラーリのインスタレーション作品をホワイエにて展示上演いたします。

展示作品は、ミュージック・プロムナード Music Promenade(1964〜1969)〜4台の独立したテープレコーダーのための常設ヴァージョン〜
です。

元々はテープレコーダー4台のための作品ですが、CDプレーヤー4台・スピーカー8台を使用して展示いたします。
長さの異なる4つのシーケンスがループ再生され同期にズレが生じていく作品です。

「ミュージック・プロムナード」の制作は、録音時期が1964〜67年、モンタージュは1966〜69年の間におこなわれたそうです。つまり構想5年。

開演時間前の16:00〜17:00、そして休憩時間に是非是非、
常に変化する物語・音の重なりを堪能してください。
(石上和也)