リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

石上和也上演作品の紹介です。タイトル「須磨2012 short version」

今回上演させていただく作品「須磨2012 short version」は、「2nd49」「須磨」の2作品の音素材を使用して制作しました(というか、現在制作中です)。
「2nd49」は、2006年、ドイツ国営放送でのヘールシュピール作品として制作した49分49秒の作品で、「父親の2回目の49日」というテーマで制作しました。亡き父親の声、母親の声、亡き祖母の声、私の幼少時代の声を音素材として使用しました。
「須磨」も、同じく父親に関連した内容で、父の生まれ故郷である神戸の須磨がテーマです。約40分程の作品です。1995年の阪神大震災で、私の祖母の家が倒壊し、私の伯母が死んでしまいました。亡き伯母への追悼という意味も込めて、2011年に大阪市平野区のお寺・全興寺で初演しました。
そして、今回の「須磨2012」も父親をテーマにした作品になる予定です。ありがたいです。
(石上和也)