リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版)

フランス現代音楽における重要な作曲家の一人である、リュック・フェラーリ(Luc Ferrari:1929~2005)に関する情報を主に日本語でお伝えします。プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)は彼の友人達によってパリで設立されました。現在もその精力的な活動の下で続々と彼の新しい作品や楽曲、映画、インスタレーションなどが上演されています。 なお、より詳しい情報は、associationpresquerien@gmail.comまでお問い合わせください

寄稿

時代を視た男、野田茂則さんインタビュー

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 2019年が明けて間もなく、イギリスではフェラーリ生誕90周年イベントの開催で沸くいっぽうで、日本のフェラーリファンにはセンチメンタルな出来事がありましたね。そう、リュック・フ…

音楽作品と作曲者の意図について   〜 リュック・フェラーリLuc Ferrari《チェンバロとテープのための共同プログラム Programme commun pour clavecin et bande》(1972)をめぐって 〜  椎名亮輔

ー はじめに ー 文学の場合 音楽の場合 音楽作品の無意味性 現代における音楽美学の見方 現代音楽作品の意味・意図 ー フェラーリ《チェンバロとテープのための共同プログラム》について ー 作曲者の言葉 「政府共同綱領Programme commun de gouvernement」…

プレスク・リヤン賞常連!菊地成孔氏の粋な愛弟子、委細昌嗣さんインタビュー  

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。本日はプレスク・リヤン賞2013入選者の委細昌嗣さんのご登場です。 来る11月13日に、ドイツ人サウンドアーティストでプレスク・リヤン賞2015次席入賞者のヨハン(ヨハネス)・S・ジス…

リュック・フェラーリの「ダンボールからひとつぼし」(第10回:Murray PerahiaのBela Bartok(1981))

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 さすらいのコーナー「リュック・フェラーリの『ダンボールからひとつぼし』」、今回はわたくし渡辺愛が担当を仰せつかりました。 フェラーリ自身が生前に買ったり貰ったりしたレコー…

「プレスク・リヤン賞2017で頂点に立った、柳沢耕吉ってどんな人?」

お待たせいたしました。 昨年末開催されたPrix Presque Rien (プレスク・リヤン賞)2017でAlexandre Homerinさんと同点で、見事Premier Prixに輝いた柳沢耕吉さんのロングインタビュー、満を持して公開です! 「柳沢耕吉さん?どんな曲作るの??」 電子音楽…

【講評】Prix Presque Rien (プレスク・リヤン賞) 2017  

隔年開催で、本年で4回目となる「プレスク・リヤン賞」へ全世界から届けられた応募作で、1次、2次の選考過程を経て、最終審査を通過したものは16作品あった。それら16の候補作から最終的に賞を決定する最終審査が、去る12月6日パリ時間の午後4時からナシ…

【夏休み特別号】夏だ!お盆だ!麺子ちゃんのマンガ祭りだ!【小冊子進呈のお知らせ込み】

<お知らせ> (締めきり迫る!)【Prix Presque Rien (プレスク・リヤン賞) 2017】 PRIX PRESQUE RIEN 2017(プレスク・リヤン賞2017)の募集詳細 - リュック・フェラーリの『プレスク・リヤン協会』(簡易日本語版) リュック・フェラーリのサウン…

ピエール・アンリ追悼 : 椎名亮輔 Pierre Henry(9, DEC, 1927 ー 5, Jul, 2017)by Ryosuke Shiina

La disparition de Pierre Henry, membre de notre Association PRESQUE RIEN dès sa création en 2006, nous laisse à nouveau un vide profond. Il vivra dans notre mémoire à tous et sa musique survivra notre tristesse. 2006年の創設時以来、わたし…

リュック・フェラーリ来日の頃(その3)  

前号まで駆け足でフェラーリの初来日の頃の記憶をたどったが、既に述べたように打ち上げの席で新作の委嘱が為され、委嘱したからにはその新作を同じ「新しい世代の芸術祭」の主催によって日本で初演することが自動的に決定した。もちろん、僕としてはフェラ…

ピエール・アンリ追悼 Pierre Henry(9, DEC, 1927 ー 5, Jul, 2017)渡辺 愛 By Ai Watanabe

La disparition de Pierre Henry, membre de notre Association PRESQUE RIEN dès sa création en 2006, nous laisse à nouveau un vide profond. Il vivra dans notre mémoire à tous et sa musique survivra notre tristesse. 2006年の創設時以来、わたし…

Luc Ferrari Musiques dans les spasmes, Écrits (1951 – 2005)(「痙攣の中の音楽」)レビュー

Brunhild Ferrari & Jérôme Hansen (éd.), Luc Ferrari, Musiques dans les spasmes, Écrits (1951 – 2005), les presses du réel, 2017. リュック・フェラーリ(1929~2005)の1951年から2005年までの著作集である。編者は夫人のブリュンヒルド・フェラーリ…

【寄稿】 リュック・フェラーリ来日の頃 (その2) 

前回に続いて2002年1月のフェラーリ初来日周辺のことを書いているが、既に15年前のことで、細部の記憶が曖昧な部分もあるのはご容赦願いたい。 公的な機関にも協力を仰ぐ必要があり、フランス大使館にも連絡を取った。その時文化部担当だったエマニュエル・…

【寄稿】 リュック・フェラーリ来日の頃 (その1) 

僕個人のフェラーリとの関わりが一番密だったのは、やはり初来日とその翌年の来日の周辺だと思うので、今回はその辺のことについて書いてみる。 フェラーリといえば、今や現代音楽に関心ある層だけでなく、エレクトロニカ、実験的ポピュラー音楽全般のファン…

特集二本立て!<『リュック・フェラーリ センチメンタル・テールズ』出版記念、大いなるリミックス~センチメンタル・テールズ> 

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 お待たせしました! 創設10周年を目前に控えたプレスク・リヤン協会(本部:パリ)。 今日は日本の読者の方だけではなく、海外のみなさまにもぜひ(翻訳してでも)読んでいただきた…

プレスク・リヤン賞2015(Prix Presque Rien 2015)の講評が発表されました!

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 2年に一度の国際コンクール『プレスク・リヤン賞』(Prix Presque Rien)に注目しておられる皆様、お待たせしました! 昨年末に開催された「プレスク・リヤン賞2015(Prix Presq…

【報告】2015年12月、京都でのリュック・フェラーリ関連イベントレポート

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、いよいよ押し詰まってきた年の瀬ですが、いかがお過ごしですか? まだお仕事が納まらないあなたも、忘年会三昧で胃腸がお疲れ気味なあなたも、新年を控えて大掃除中なあなたも、ちょっと手を休めて…

【緊急企画!】プレスク・リヤン賞2015 受賞者・梅沢英樹さん単独インタビュー

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 師匠も駆け回る師走の頃ですが、当プレスク・リヤン協会日本支局では本年開催された、『プレスク・リヤン賞2015』で見事プレスク・リヤン賞を射止めた梅沢英樹さんへのインタビューを…

Festival FUTURA(フュチュラ)ってどんなイベント?

「2015年8月のリュック・フェラーリ関連イベント(欧州)」でもお伝えしたとおり、今月フランスではFestival FUTURA(以下フュチュラ)にてリュック・フェラーリの「ほとんど何もない」1番から4番までが演奏されます。フェラーリ没後10年の記念の年、しかも…

【寄稿】 ブリュンヒルドとリュック ー 奇跡の作曲家カップル ー

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ。 フリーダ・カーロとディエゴ・リベラ。 ロベルト・シューマンとクララ・シューマン。 与謝野鉄幹と与謝野晶子。 ジョン・カサヴェテスとジーナ・ローランズ……。 世の中にアーティスティックなカップルは数多けれど。 リュッ…

「プレスク・リヤン賞2013(Prix Presque Rien2013)講評」 (全文)

全国二万五千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)日本支局開設準備室では「プレスク・リヤン賞2013」の審査員を務められた椎名亮輔氏による「審査を終えて~プレスク・リヤン賞…

「プレスク・リヤン賞2013(Prix Presque Rien2013)講評」【4/4】

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんにちは。 プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)日本支局開設準備室では、プレスク・リヤン賞2013の審査員を務められた椎名亮輔氏による講評「審査を終えて~プレスク・リヤン…

「プレスク・リヤン賞2013(Prix Presque Rien2013)講評」【3/4】

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんにちは。 プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)日本支局開設準備室では今週、プレスク・リヤン賞2013の審査員を務められた椎名亮輔氏による講評「審査を終えて~プレスク・リ…

「プレスク・リヤン賞2013(Prix Presque Rien2013)講評」【2/4】

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんにちは。 プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)日本支局開設準備室では、「プレスク・リヤン賞2013」の審査員を務められた椎名亮輔氏による「審査を終えて~プレスク・リヤン…

「プレスク・リヤン賞2013(Prix Presque Rien2013)講評」【1/4】

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 プレスク・リヤン協会(Association Presque Rien)日本支局開設準備室ではこの度「プレスク・リヤン賞2013」の審査員を務められた椎名亮輔氏による「審査を終えて~プレスク・リ…

パルメジャーニ追悼 ~フェラーリと歩んだ電子音楽60年の歴史~

さる11月22日に、フランスの電子音楽作曲家・ベルナール・パルメジャーニ*が86歳の生涯を閉じました。ピエール・シェフェールの創設した音楽研究グループ・GRMの初期メンバーだったパルメジャーニは、音響技師として、また作曲家として、長年にわたり放送業…

「センチメンタル・テールズ」に寄せて(1) (特集:センチメンタル・テールズ)

全国2万5千人のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 先日仏shiiinからブリュンヒルド&リュック・フェラーリによる4枚組CDボックス”Contes Sentimenteaux”(センチメンタル・テールズ)がついに発売されました。 当ブログ「リュック・フ…

新作CD&DVD ”Symphonie Dechiree”(引き裂かれた交響曲)(後編)

全国2万5千人のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 前回より2回に分け、先日Ars Novaより発売されたLUC FERRARI作曲、PHILIPPE NAHON指揮、JACQUELINE CAUX監督によるCD&DVD”Symphonie Dechiree”(引き裂かれた交響曲)の紹介および椎名…

新作CD&DVD ”Symphonie Dechiree”(引き裂かれた交響曲)(前編)

全国2万5千人のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 今日から2回に分けて、先日Ars Novaより発売された”Symphonie Dechiree”(引き裂かれた交響曲)の紹介および椎名亮輔氏による付録の解説テクストの翻訳を掲載していきます。 まずArs Nov…

中村麗さんからのメッセージ

全国2万5千人超のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 ドイツに戻られた中村麗さんから皆様にあてた御礼の転載許可をいただきましたので、掲載させていただきますね。 「日本のみなさま、2月8日の日本デビューコンサートが無事終わり大…

中村麗「リュック・フェラーリの曲「Und So Weiter」との出会い」

全国2万5千人のリュック・フェラーリファンのみなさま、こんばんは。 本日は、いよいよ来月、2月8日に杉並公会堂で行われますプレスク・リヤン協会公認イベント「中村麗プロジェクト」(主催:日本現代音楽協会)で演奏されます、リュック・フェラーリの…